日向が言った。
「オレがスサノオはだ。
妹を返せ」
「あの女子のことか?」
「そうだ。
邪魔するな」
「それならオレを倒してからにするんだな」
少年はドラゴンを吼えさせた。
日向が言った。
「オレがスサノオはだ。
妹を返せ」
「あの女子のことか?」
「そうだ。
邪魔するな」
「それならオレを倒してからにするんだな」
少年はドラゴンを吼えさせた。
日向が言った。
「オレがスサノオはだ。
妹を返せ」
「あの女子のことか?」
「そうだ。
邪魔するな」
「それならオレを倒してからにするんだな」
少年はドラゴンを吼えさせた。
少年は日向を公園に誘い出した。
「ここで良いだろう」
少年は携帯を出して画面を日向に向けた。
携帯の画面が光った。
公園が薄暗い森の風景に変わった。
「バトルフィールドセット。
ここでいいだろう」
「ここは?」
「現実世界だと思い切り闘えないからな。
仮想世界で思い切りやろうぜ」
日向のそばに玲子がいた。
一緒にバトルフィールドに入ったようだ。
「日向君。
ここならスサノオを自由に使えるわ。
出してみて」
日向は玲子に言われる様にスサノオを体内から出した。
日向の体からスサノオが出てきた。
現実世界の時よりも、スサノオは大きかった。
日向とスサノオは霊糸を通して繋がっていた。
玲子がアドバイスした。
「バトルフィールドになればスサノオの力が思い切り出せるわ」
少年が言った。
「俺のドラゴンも同じだせ。
行け!」
ドラゴンがスサノオに噛みついてきた。
スサノオはよけて、長い躰にチョップした。
ドラゴンは攻撃を受けて身を引いて、様子をうかがった。
スサノオには武器が無かったので、構えているしかなかった。
ドラゴンが口を開けて、次々に火の玉を吐いた。
スサノオは素早く火の玉をよけた。
「接近戦に持ち込まないと」
「岩で口を塞ぐのよ!」
岩陰から玲子が指示した。
スサノオは大岩の陰に隠れ、そのまま、岩を引き抜いて、ドラゴンに投げつけた。
ドラゴンは岩をよけてよろめいた。
スサノオはその隙にドラゴンの首筋を抑えて、締め上げた。
少年も同じように苦しがっていた。
日向はスサノオにドラゴンの首を折るように意識した。
スサノオはドラゴンの首筋を折った。
ドラゴンが動かなくなった。
少年も同じように苦しがっていた。