応接室に
みんなを案内した後、
あたしは
キッチンに向かった。


飲み物を準備すると
何もお菓子がないことに
気付いた。


めんどくさくても
しょうがないから
適当にパイを焼いた。


持って応接室に戻ると、
な、なんと。



「レイ、依琳イイモノ
モッテキタ。
ダカラナカナオリスルネ。」



依琳が出したのは
紹興酒とチャイナドレス。




相変わらず意味不明な
チョイスだね。



「茉樹柚にこれを着せれば…
依琳、男の夢を謝謝!」



零は嬉しそうにがっちり
依琳の両手を握る。