亮佑は俺の方を見て
目を丸くした。



「なんで分かんだよ…
俺やっぱ病気なのか!?」


もしこれが本気なら
割と天才肌なのに頭わりぃな。



「まだ分かんねえの??
ヤキモチだよ。
つまりお前は
茉樹柚が好きで、
茉樹柚もお前のことが好き。
本来なら
教えてやらないとこだけど、
今日だけは特別に
親切に教えてやった。
分かったか?」



あぁ、俺って本当筋金入りの
お人好し。



「なんでお前に
そんなことが分かるんだよ?」