ふと
外を見ると
雪が舞ってる




もう2月なんだ



寒さがきつい



どれだけ
厚着をしても


寒くて寒くて
震える





「ゆ…う…くん・・・」



雪を見ると
どうしてもクリスマスを思い出す




苦しい過去





思わず
顔を背けてしまう


でも
もう一度見てしまう



優くんの事を
思い出したいから・・・






優くんとの出会いは
苦しかった

だけど

初めての事が多くて
たくさん教えてもらった



嬉しかった

楽しかった







優くんの顔を思い出したくて
ただ
雪を見つめた





雪は
ちらほらと舞い
儚く消える




きっと
私も
儚く消えるのだろう



雪を見ると悲しくなった



「・・・」


温かい
涙が
頬を伝う


この涙も
優くんが教えてくれたものだ