「と、とにかく!沙織の言ってることはデタラメだからね柴田君!」

「いいえ、綾乃の気持ちは本物よ柴田君!」


二人が必死の形相でこちらに尋ねてくる。
二人とも相当言い合いに熱が入っていたのか、顔から汗がでているが、そんな二人に、俺は大きなあくびをこいて、だるそうな目で答えた。



「…………………は?」

『興味がまるでない!』







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