「それにしても今日はいい天気だねぇ。柴田君が屋上で寝てた気持ちも分かるかも。」


夜佐神は座ってる俺の隣に同じように腰を下ろすと、快晴にもほど近い青空を見上げながら言った。

「雨の日に屋上で寝るバカがいるかよ。」

「あはは、そんな人はいないよ。」

俺との会話でコロコロ笑う夜佐神。

俺自身、面識のない女子と話すことなんて得意な方じゃないので、なんだかいたたまれない気持ちだ。



「柴田君はさ、なんでそんなにクラスに関心がないの……?」

「あ?」

夜佐神の唐突の言葉に、俺は眉をしかめた。



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