「それにしても今日はいい天気だねぇ。柴田君が屋上で寝てた気持ちも分かるかも。」
夜佐神は座ってる俺の隣に同じように腰を下ろすと、快晴にもほど近い青空を見上げながら言った。
「雨の日に屋上で寝るバカがいるかよ。」
「あはは、そんな人はいないよ。」
俺との会話でコロコロ笑う夜佐神。
俺自身、面識のない女子と話すことなんて得意な方じゃないので、なんだかいたたまれない気持ちだ。
「柴田君はさ、なんでそんなにクラスに関心がないの……?」
「あ?」
夜佐神の唐突の言葉に、俺は眉をしかめた。
__
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…