「あ、やっと起きたぁ」

寝起きでなかなかピントが合わないが、誰かが俺のことを見下ろしていた。

誰だこいつは…?

徐々にピントがあってきて、その人影の素顔がはっきり見えた。

そいつは明るい笑顔を浮かべて、


「おはよ♪柴田君!」

「………え」

思わず言葉を失う。

ちゃんとピントも合ってる。素顔も確認した。

それらを踏まえて、もう一度言う。

誰だこいつ?


俺を笑顔で見下ろしていたのは、
小柄で、白銀の髪が特徴的の女子生徒だった。


しかも、テレビにでてるそこらの売れてる女優と引けを取らない容姿だ。

こんな奴うちの学校にいたっけ?




・・・・