「キャバ嬢の中には、“姫”って愛情と尊敬の念を持って呼ばれる人がますよね。エクストラのNO.1沙世さんも沙世姫とか、エクの姫君とかって呼ばれています」
「そう言えば、そうですね…」
私はあまり考えることなく、頷いていた。店長が続ける。
「私は真侑さん、あなたも姫と呼ばれるに相応しいキャバ嬢になれる可能性を秘めてると思うんです」
「えっ!わ、私が?!」
「そうです。遂げられない想いを胸に抱いて、自分のためじゃなく妹さんを想いながら働いてる。そんな真侑さんだからこそ、お客様は応援したいと思って来て下さってるんですよ」
忘れられない記憶、消えない想いで胸がいっぱいになる。
晶生。
私、また泣いてる。涙なんて、もう枯れるほど流したはずなのに。
泣いてる場合じゃない。この仕事も自分で決めて、実行したこと。
私は愛那のために自分のために前へ進まなくちゃいけない。私はひとりじゃない。
「そう言えば、そうですね…」
私はあまり考えることなく、頷いていた。店長が続ける。
「私は真侑さん、あなたも姫と呼ばれるに相応しいキャバ嬢になれる可能性を秘めてると思うんです」
「えっ!わ、私が?!」
「そうです。遂げられない想いを胸に抱いて、自分のためじゃなく妹さんを想いながら働いてる。そんな真侑さんだからこそ、お客様は応援したいと思って来て下さってるんですよ」
忘れられない記憶、消えない想いで胸がいっぱいになる。
晶生。
私、また泣いてる。涙なんて、もう枯れるほど流したはずなのに。
泣いてる場合じゃない。この仕事も自分で決めて、実行したこと。
私は愛那のために自分のために前へ進まなくちゃいけない。私はひとりじゃない。