「どうしてホストになったの?」
遊びなれない私のくだらない質問に、晶生は正直に答えてくれた。
「自分のトラックが欲しいんだよね」
「トラック?!私、昼は運送会社に勤めてるんだ」
色気のない話で私たちは盛り上がった。
営業中の駆け引きで疲れていた私は、昌生との他愛のない話に笑みがこぼれる。
心から笑ったのは久しぶりで、そのことに涙が出た。
急に泣き出した私に、晶生と玲実が慌てる。
「ゴメンね。私まだ笑えたんだね。そんなことが嬉しくて・・・」
帰りに玲実にお礼を言った。
「ありがとう。連れてきてくれて。また、明日から頑張れる」
晶生とは番号交換をした。でもきっとかけない。私は良いお客さんにはなれないから。そう思った。
電話をしないまま、日曜になった。突然、晶生から電話。
お互いお店は休みだし、営業電話にしてはヘンな時間。
『散歩しよ~!』
そう誘われて、どうししようか迷ったけれど、私は結局出掛けた。
公園を散歩して、ご飯を食べた。本当にそれだけ。
それから、晶生はよく電話してくるようになった。メールも一日に数回。
いつの間にか私は、晶生からのメールや電話を楽しみにしていた。
遊びなれない私のくだらない質問に、晶生は正直に答えてくれた。
「自分のトラックが欲しいんだよね」
「トラック?!私、昼は運送会社に勤めてるんだ」
色気のない話で私たちは盛り上がった。
営業中の駆け引きで疲れていた私は、昌生との他愛のない話に笑みがこぼれる。
心から笑ったのは久しぶりで、そのことに涙が出た。
急に泣き出した私に、晶生と玲実が慌てる。
「ゴメンね。私まだ笑えたんだね。そんなことが嬉しくて・・・」
帰りに玲実にお礼を言った。
「ありがとう。連れてきてくれて。また、明日から頑張れる」
晶生とは番号交換をした。でもきっとかけない。私は良いお客さんにはなれないから。そう思った。
電話をしないまま、日曜になった。突然、晶生から電話。
お互いお店は休みだし、営業電話にしてはヘンな時間。
『散歩しよ~!』
そう誘われて、どうししようか迷ったけれど、私は結局出掛けた。
公園を散歩して、ご飯を食べた。本当にそれだけ。
それから、晶生はよく電話してくるようになった。メールも一日に数回。
いつの間にか私は、晶生からのメールや電話を楽しみにしていた。