17時



計林道の前に着いたが拓磨の姿はなかった


裏切られた?

そう思っていたとき携帯が鳴った

こんな時にだれやねん…

って拓磨?

ディスプレイに拓磨の名前が表示されていた

「はい…」

「ずっと電話したのに出なかったやろ」

不機嫌そうな声

「電話?一回も掛かってきてない!それより、今どこ?」


「家。今日、創立記念日やから今まで寝てた。」

「今から、新宮行こか?」
「金かかるくない?」

「大丈夫。200円やし!今から、行くから改札口の前居といて」


「はーい」

電話を切った

久しぶりに拓磨の声聞いた
本間にしんどそうやった

やっぱり…私達…別れた方がいい?