「じゃ…今年もお願いします」
年があけた
拓磨からは一切連絡が無かった
「理緒!二階からお菓子取ってこい」
メタボの父に言われ、これ以上食べて大丈夫なのかと思いながらも二階に行った
お菓子を探してるときだった
ポケットの中で携帯が鳴っていた
携帯を取りだしあけた時だった
………
私は目を疑った
だって
こんなときに
大好きな
拓磨から電話が
かかってきたから
急いで通話ボタンを押した
「あっ…たっ…拓磨?」
「理緒…あけおめ。そんで久しぶり」
愛しい人の声が久しぶりに聞けた
「あけおめ…だね」
クリスマスの事を思い出した
拓磨はクリスマス…何をしてたんだろう
「あのさ、クリスマスごめんな…。母さんの実家行く事なって。本間にごめん。本間の本間にごめんなさい」
拓磨の素直なそんな所が大好きだょ
クリスマス、会えなかったの本当は嫌だったよ?
けど、拓磨…だから許せる
「大丈夫だよ。」