「ふーん、何の関係もないねー。同棲してても何の関係もないって言えるんだ」
穴があったら本当に隠れたかった。
「…、同棲!!!!!園子!それはどういう事?あなた何もないって言ったわよね?」
「いや、だからこれにはいろいろ訳があって」
私が必死に誤魔化そうとするが隼人の言葉によって水の泡だ
「訳って何よ?」
「面倒だなぁ、俺と園子が一緒に住んでたってお前には関係ないだろ。実際証拠だってあんだぜ?園子の今日の下着の色は…」
「嫌ー!!!!聞きたくなーい!!」
祥子は耳を塞ぎながら勢いよく教室を出て行った。
「何で言うのよ?どこまで私を虐めれば気がすむの?」
私は泣きながら隼人の胸をバンバン叩いた。
「俺は…ただ。」
隼人はまさか私が泣くなんて思ってもなかった。
さすがに度が過ぎたと思ったのか謝ってきた。
「あ の 園子 ご」
「隼人なんか大っ嫌い!」
私は隼人のセリフを関係なしに
泣きながら教室を後にした。
私はすぐに女子トイレに向かった。
鏡の前にいたのは目も泣いて腫れて
髪の毛もボサボサの園子、私だ。
「園子?大丈夫?」
優里と京子が心配して来てくれた。
「隼人も悪気があってしたんじゃなかったんだと思うよ」
「でも今回のはやりすぎだよね」
「とりあえず保健室で休んでおいで、先生には私から言っとくから」
「ありがとう」
私は顔を洗いトイレを後にした。
するとそこには隼人が立っていた。