LUCIFERがレコーディングの休憩に
AJESのホールでコーヒーを飲んでいた。

「うわー、生LUCIFERだ。それにコーヒーのんでる」

LUCIFERを見るのはこれで2回目。
私が見とれていると佐久間蓮とばっちり目が合ったのだ。
私は思わず目をそらした。
しかしそれも遅かった。

カツン カツン カツン カツン
佐久間蓮が怖い表情で私の所へ向かってくる。

「新人?」

TVとか出てないけどいちよう所属してるから
私は新人で合ってるんだよね?
いまだに実感なんてない。

「はい、いちよう」

「新人なら先輩と目が合ったら挨拶するのが普通じゃないかな?」

佐久間蓮の言っている事は正しいが何あの上から目線。
佐久間蓮ってこんな人なんだ。

「すみません、次から気をつけます」