翌朝、
「おじさんとおばさんが帰ってきたら話あるから今日の夜は予定あけといてね」
私はこの家を出る覚悟をした。
「何だよ改まって。まぁわかった。寄り道せず帰ってくるよ」
どうせまた私のくだらない話だと思ってるに違いない。
私もいつまでもこの家にいるわけにはいかない。
所詮血の繋がってない赤の他人なんだからいつから出て行かないといけないと思ってた。
「おじさん?」
今日の事を伝える為おじさんに電話する。
「今日こっちに戻ってきたら話があるんだ、ちょっと時間大丈夫かな?」
おじさんは急な話にびっくりしていたが
快く了承してくれた。
私がこの家に来たのは3歳の頃だ。
約14年間もお世話になっていた。
「やっぱお別れは辛いなぁ」
と大きなため息をつき家を後にし学校へ向かった。