家に帰り何回も何回も電話をした。
しかし繋がらない。
すると優里から一通のメールが届いた。

「園子へ、LUCIFERのライブ行けなくてごめん。それから急にいなくなってごめん」

「今どこにいるの?」

メールの返事はなかった。
もう私は優里に会う事ができないんだ。
だが一つ優里が私を見る事ができる方法がある。

それは私が芸能人になること。
私がテレビの世界に入れたらテレビを通じて
言いたい事や伝えたい事が伝わるかもしれない。

そう思い私は芸能界入りを決意するのである。