翌日の18時…。

「ライブ今日かぁ、楽しみ」

園子は張り切って蓮好みに変身!
髪の毛はロングでカール、ナチュラルメイクにカジュアルな服装。
そして一番大事にしているネックレス
これで完璧!っと思いきや
優里がまだ来ていない。

「ねー、優里いつ来るのかなぁ?もう18時45分だよ?」

「私もう一度電話してみる」

プルルルル プルルルル プルルルル プルルルル
"お客様のおかけになった電話番号は…"

「やっぱり繋がらない」

いくら電話をかけても優里は出ない。
優里が電話に出ないなんて珍しい

「ネックレス切れちゃった」

めったにネックレスなんて切れる事はないのに
私は何かとっても嫌な事が起こる予感がしていた。

「とりあえずもう時間だし入ろう」

気づけば開始3分前
私達は優里を置いて武道館へ入って行った。
そこには何万人て数の人がいた。

「皆やっぱおしゃれだね」

「だってLUCIFERのライブだよ?おしゃれしない方が変でしょ?」

指定の席へ行くと武道館が真っ暗になった。
始まりのカウントダウンが始まりいよいよ始まった。
まずは長谷幸樹と長山龍一がステージから飛び出し
佐久間蓮はスクリーンからの登場だ。
先月デビューしたばかりだとは思えない程の完成度。

「次Prisonerだって」

「きゃー、幸樹ー」

「龍一!!!」

皆のボルテージは最高潮!

「園子園子、今絶対に蓮園子の事見てたよ」

「気のせいだって」

確かに蓮と目が合った気がした。
けどそんなの私じゃなくて隣りの子かも知れない。
ただ生のLUCIFERが見れただけで私は幸せだった。