パシン


気がつくと優美ちゃんがすごい顔で悠斗を叩いてた。


「何が別れた方がいいなの?あんたはこの二人のことなにも知らないくせに、かってなこと言わないでよ。どうせあんたの都合よくしたかっただけでしょ?」


すでにキレてしまっている優美ちゃん。


「確かに俺はこいつを不安にさせてたかもしれない。


だけどな俺たちの立場上半端な気持ちで付き合ってないんだよ。


本気だから世間を捨てて付き合っている。


おまえじゃぁ俺たちを別れさせることなんて出来ない」


あたしの目からは涙が溢れていた。


「ははっ…。俺すげー格好悪いし。」


「そんなこと無いぜ。」


先生?


「おまえの彼女はすげー幸せなんじゃね?」