「どうして?」


「やっぱりか…」


え?

やっぱりって


「優美ちゃん知ってたの?」


「いや…実は電話あってさ、みんなで遊園地にいるって言ったら電話きれて…もしかしたらって思ったらそのまさかだったよ」


優美ちゃんは笑っているけどあたしが一番状況が悪い立場に立っている気がする。


「ゆずっ」


ビクッ


声が聞こえた方を見ると、険しい顔で立っているのに気づいた。


「先生…どうしてここに?」


「先生?」


返事を聞く前に悠斗が喋った。

「先生ってまさか学校の?」


「だったらなんだ」


先生は静かに返事をした。