「まぁいいや」


何だったんだろう。


「それよりあんた治ったんなら次あれに行くよ」


優美ちゃんが差した方を見ると古びだに建物が建っていた。


「あのー…優美ちゃん?たしかお化け苦手だったはずじゃぁ…」


「うん、苦手。」


それならわざわざ行かなくても…


「でも、今日はダーリンがいるから大丈夫。」


健さんにくっつく姿をみて、ふと先生を思い出した。


あたしも優美ちゃんみたいに堂々とくっついたりできたらな…

そんなあたしには不可能な夢が浮かび上がった。