何話せばいいんだよ!


前は中山と佐藤光で楽しんでるし、



助けろやーーー!





「あ、あのさっきのことは忘れるから、普通にしよう。」


鈴原が話かけてきてくれた!


「あ、う、うん。
 なんかごめんね。」
「ううん。大丈夫だから」




表情一つ変えずに言われた。

なんか、がっかり・・・


俺のとってはすごいことだけど
あいつにとってはそうでもなかったか・・・


キスしたことあんのかな?
ま、可愛いし彼氏いてもおかしくないよな…



じゃあもう俺ダメじゃん

はあああああ。




ま、それはそれだ!
せっかく話かけてきてくれたんだし、
お友達から頑張るか!


なら、メアド聞いても平気か!
よし、俺頑張れ!!


「なあ鈴原、あのさ…」


キーンコーンカーンコーン



「じゃあこれで帰りの会を終わる!」
「起立、礼」
「さようなら~」



俺の勇気はチャイムと馬鹿でかい担任の声に消された。
てか帰りの会ってなんだよ!
小学生じゃねえんだから!


「どうしたの?村上くん」
「いや、なんでもないよ。」
「じゃあまた明日ね」
「うん。バイバイ」