まあまあか・・・・。

光は傷付いてる。
中山くんが他の女子と喋るたびに傷付いてる


それは私も同じ。
村上くんが他の女子と喋ってたら嫉妬する。

こんな自分、正直嫌だ。
でも心は嘘をつかない。


・・・・・私は嫉妬してる。


どうしたらあんなに自然に話かけられるんだろう。
どうしたら可愛くなれるんだろう。

もっと綺麗になりたい。
可愛くなりたい。
村上くんにつりあう女の子になりたい。



村上くんの好きなタイプってなんなんだろう。
そもそも彼女いるのかな?

・・いてもおかしくないなー
かっこいいしな・・・・。









だんだん辛くなる。
そう考えてしまうから辛くなる。
そう考えなきゃいいのに考えてしまう。

もう頭の中は村上くん一色に染められた・・・・



「鈴原!」


村上くんが私を呼んだ。
その一言で私の不安はなくなる。
嬉しくて嬉しくてたまらない。

「なに?」


私、落ち着いて話せてかな?
大丈夫かな?

あなたの目に私は今どんな顔で映っているのかな?


「明日のことで話あるらしいから、
 佐藤呼んで俺らの部屋これる?」

「うん。行けるよ!でも言って平気?」

「大丈夫。俺らの部屋二人しかいないから
 じゃあ、よろしくね」


去ってしまう。
また不安が押し寄せる。


人を好きになるってこんなにつらいんだ。

でも、いつもより楽しい。
何をしてても楽しく感じられる。


キラキラしてる。
恋って忙しいんだなー