白龍side

扉に顔だけ入れて
小声で喋っているようだ

優「ねぇ、今の声って
風那っぽくなかった?」

やっぱりそう思うか

晴紀「奥にいるんじゃねえの?」

俺らが話していると
扉を閉めて
雷鬼が元の席に着いた

凛斗「わるい……」

将人「さっきの声
風那じゃねえの?」

みんなが一番聞きたいことだ

凛斗「あ?ちげぇ
あそこには総長しか入れねぇんだ
風那が入れるわけねぇ」

弘「じゃあさっきの声は?
女だったけど」