ほんとにすぐ来た。

「剣道場ってあっちの新しいほうのだと思って・・・間違っちゃって・・・」

黒くて長めの髪
大きい目
清楚な感じ
普通に可愛い

「はい!こちらさっき話した城崎姫華ちゃ~ん!」

「よろしくお願いします」

彼女は少し笑顔で俺に挨拶をした。

「んで!こいつが俺のクラスメイトの桜井光司ね」

「よろしく・・・」

俺もはにかみながら挨拶をした。

「それでそれで!俺はおなじみの青木龍太郎!」

お馴染みって・・・

「まとにかく!三人集まったことですし、それぞれパートごとに披露ってことでどうよ!」

「え・・・いきなり?」

城崎は少し戸惑ったように青木に聞いた

「えーだって姫華ちゃん中学時代もバリバリバンドやってたんでしょ?歌いなれてないのー?」

「え・・・うん・・・そうだけど・・・二人ともギターだったよね?せっかくなんだから上手いほうがギターでそうじゃないほうはドラムに替わるってのはどうかな・・・って」

「んーーー・・・そうだねー・・・・・どうする?桜井」

なんかやだな、そういうの

「まぁこのままドラム集まりそうにないし、そうしよう」

嫌でもやらなきゃいけないことはあるよな