病院生活がこんなにも寂しいものだなんて

ただ入院してるだけならもっともっと楽だったのかな

何もしてないと悲しいことばかり考えてしまう

頬の痛みはなくなったけど

胸がクルシイ




ガチャッ

「お見舞いにきたよ」


・・・



「何しにきたんだよ、青木」

「だからお見舞いだっていってんじゃん?優しいっしょ?」

「お前がやったことだろ・・・」

「誰にも言わないでくれてるみたいだね。まぁ、今のお前がそんなこと言ったところで誰も信じないだろうけど(笑)」

「・・・・・・」

「今日は残念なことをお伝えにきたのであります」

「・・・は?」

「姫華ちゃんが退学しちった」

「・・・・」

嘘だろ・・・?なんで?どうして?何かあったのか?

「どういうことだ?お前またなんかやったのか?」

「俺は何もやってないよぉ~。やってはないけど言ったことは言った」

「おい!何をだ!言え!」

俺はベッドから起き上がり青木につかみ掛かった

「あーもうそんな興奮しないでよ~。姫華ちゃんがレイプの件で本当のこと言ってくれないから桜井が裏切られたと思って自殺未遂して入院したって言っただけ」

「お前・・・なんてことを・・・」

「あ、言い忘れてたけど姫華ちゃんに俺がレイプしたってこと言うなって口止めしてたのも俺ね」

「・・・」

「でもまさか退学までしちゃうとは思わなかったなぁ~。責任感じちゃったのかな?桜井と姫華ちゃんの関係が悪くなればそれでよかったのに・・・退学までされちゃあ俺と姫華ちゃんは結ばれないじゃない」

「お前、最低だな・・・」

「知ってるよん♪」