学校が終わると俺はフラフラと剣道場に足を運んだ

どうせ誰もいないけど






いた。

青木が何かしている

なんだ?

俺は入り口の前で気づかれないように見ていた

よく見ると机の上には俺のギターが・・・

何してるんだ? 見えない

もっと前に・・・

もっと・・・





ガタンッ

しまった・・・扉によっかかりすぎた

青木はビクッとして振り向いた

俺はすぐに扉の後ろに隠れようとしたが完全に目があった



「桜井じゃ~ん。なーにこそこそしてんだよー」

「・・・お前こそこんなとこで何やってんだよ」

「チェーッ・・・バレちゃったから見せてあげるねー」

青木は机の上のギターを持ち上げた

弦が切れている


「お前・・・これ・・・」

「レイプ魔にはこのくらいおしおきしてあげないとねー」

「レイプって・・・全部お前がやったことだろ!」

「でも目撃者もいるんでしょー?言い逃れはできないよなー」

「・・・お前・・・なんでそんなことまで知ってんだよ・・・」

「だって俺がその目撃者だもーん」

「な・・・」

「あ、ついでに言っとくけどお前がレイプ魔だって噂広めたのも全部俺ね?すごくない?」

「そんな・・・」