やっぱさっきは言い過ぎたよな・・・二人ともまだいるかな・・・
「おい青木、さっきは悪かっ・・・」
「おー桜井、見ろよ。これがお前の女で~す」
目の前には信じられないような光景。青木が城崎を・・・
「なあ・・・お前!何してんだよ!」
俺は城崎に馬乗りになっていた青木を蹴り飛ばす
「お前・・・こんなことしていいと・・・」
「だって姫華ちゃんがどうしてもっていうからー」
「え?」
まさかそんなこと
「あたし・・・言ってないよそんなこと・・・青木君が無理やり・・・」
「俺・・・マジで帰るわ・・・アホくさ・・・」
俺は走るように剣道場を後にした。
「あーあ桜井怒っちゃった。じゃあ俺も帰るね~気持ちよかったよ姫華ちゃん」
「・・・」
「このこと誰かに言ったら姫華ちゃんの大切な桜井がクラスでひとりぼっちになっちゃうからね」
「そんな・・・・・」
ドンッ
「あ、すみません」
担任の先生だ
「いてて・・・あ!桜井・・・そんな走ってどうした?」
「あの・・・ちょっと・・・」
「お前剣道場でバンドやってるんだろ?」
「はい・・・すいません急いでるんで・・・では・・・」
「おっと」
「桜井何をあんな急いで・・・そうだ。たまにはバンドとやらを覗いてみるか」