私と美羽が好きになった人はやっぱりこの高校の生徒だった。

私はまたあの人に会いたいという思いでいっぱいだ。

すると―――・・・

教室のドアを開ける音と共に

「桜田瑠架さんはいますか?」

という声がした。

誰かに呼ばれたので言ってみると・・・

そこにはあの人がいた。

私はドキッとして自分の顔が熱くなった。

「これ・・・この前落としていったの」

そう言われるとそこには私のハンカチがあった。

あ・・・

この前ぶつかった時に落としたんだな・・・

あの時はビックリしすぎて逃げたんだっけ。

「ありがとうございます///」

そういうとその人は自分の教室に戻ろうとした。

私は我にかえって「待ってください!」と叫んだ。

その人は笑顔でこっちを見てくれた。

「あの・・・名前を教えてもらっても良いでしょうか?」

「いいよ」

その人はそう答えてくれた。

「俺の名前は笹島唯斗。2組だからいつでも来て。」

やばい・・・

名前までカッコいいよ・・・