学校に行く為、僕はひなと別れた。


雪が残る道を、僕は白い息を吐きながら走っていた。


見慣れた街並みを抜けら、風をきりながら僕は時計を見た。


「やばっ!あと五分しかない」人生なかなか上手くいかないものである


「よ〜お前も遅刻組仲間入り?」

「んなワケあるか!お前と一緒にするな」


後ろから話かけてきたのは親友とも悪友も言える、同じクラスの直也だった。


「ならさっさと走れ!」
直也が息を切らしながら僕の手を取り走る。

「言われなくても」
ぜーぜー言いながらなんとか僕ら2人は間に合った。


ただクラスメイトからは、手を握っていた姿を目撃され、どんな仲なのと聞かれその眼差しに涙を流しそうになった