「ここからが本題。沙織の事それとなく聞いてみたんだ」

「えっ・・・」

沙織が固まった。

彩が楽しそうに話すんだから良い話に違いない。

「いい子だって。モデルみたいにきれいな子だから高飛車なのかと思ってたけど、優しくて気遣いの出来るいい子だったって」

「ありがとうー、彩」

「もう一回乾杯しよう!」

私も嬉しい。

「かんぱーい!!!」

さっきよりもおいしく感じる。

「その後も沙織の話ばっかりするんだよ、柴田さん。ちょっと聞いただけなのに。センスが良いとか、考え方がしっかりしてるとか、スタイルが良いとか・・・
そんなこと知ってるよ!!」