「じゃあ、若返る話聞く?聞く?」

珍しく黙っていた彩が口を開いた。

「なにー?」

私と沙織は口をそろえた。

「ちなみに私も21だよ」

「知ってるよ!!私だけ22!!でなに?」

なんかもったいぶっている。

「実は、今日柴田さんを含めた開発部の人とランチしたんだ。ばっちり聞いておいたよ」

「それで?」

どうなの?

「柴田さん彼女いないって!!」

やったぁ。

「ありがとう、彩」

沙織はもう恥ずかしがったりしないで嬉しそうにした。