高校3年の秋ー。 「紗衣〜大学どーするの?」 友達の華架(ハナカ)が毎日のように言ってくる。 昨日までの私は、 『どぉーしよう…』 と、焦りまくっていた。 しかし、 「私、大学には行かないよ」 私が放ったこの言葉に 華架は放心状態になった。 「…………は?」 「だから、大学には行かない。」