「ふぁ~。紘さん?
起きてるの??」

琥太郎が目を覚ます。
寝ぼけ顔も可愛い…。

琥太郎の頬にキスをする。

…今だけは、私のものだから。。。


始発までの時間、これ以上寝たら、もう起きれないと思い、

くっついたままで、他愛ない話をして過ごした。



30分前ぐらいから、お互いに帰り支度を始める。

もう…終わり。。。

凄く寂しい気持ちに襲われたけど…。

どうにも…できない。

「忘れ物ない?」

ドアの前で、もう一度部屋を見渡す。

昨日の出来事なんて…嘘のように静まり返った部屋。

「うん。大丈夫。」

振り返ると、琥太郎が抱き締めてきた。

「また…ね。」


……またがあるのかな。。。と思いながら頷き、
部屋を後にした。