「お湯、丁度よくなったから入ろうよ?」

琥太郎が振り返り、私の頭をポンポンっと叩いた。

どっちが年上なんだか…。

琥太郎のお陰で、私は気持ちがすごく楽になっていた。


私は琥太郎の胸に寄りかかり、後ろから琥太郎が手を回してる。

幸せな時間…。


このまま、時が止まればいいのに…


叶わない願い。。


琥太郎の細くて綺麗な手が、私の体にそっと触れた。

優しく包み込むように…。

「紘さん…。」

耳に琥太郎の息がかかる。。。

それだけで、体中に電気が走るような感覚…。