「紘さん、ぼーっとしすぎだし。。

こっちを凄い見てるのに、気付いてなかったなんて…。

俺の存在なさすぎ?」

涙目で訴えてくる…。

可愛い…。

そんな琥太郎が、本当に可愛く思えた。

「ごめん、ごめんゞ
格好いい人だなって、見とれてた。。。」

茶化すように、慌ててご機嫌を取る。

「…そんなこと言っても、信じません!

いいんだ。。俺なんか…」

あらら、いじけの境地だね。。。。


まぁまぁ、と肩を落とした琥太郎の頭をポンポン叩いてみる。

さっきまでの緊張が嘘みたいに消えていた。

琥太郎といると、楽でいい…。

気を遣わずにいられる。

本当の自分のままで…。