私は、そのまま朝まで眠ることが出来なかった。

ずっと…ずっと、琥太郎を見ていた。

私の琥太郎を…。


「ふぁ~。。紘、起きてたの?」

キッチンで朝食の準備をしている私の背中に声がかかる。

「うん。ご飯食べるでしょ?」

満面の笑みで振り返った。

「わぁ~!化け物!」

私の顔を見て、琥太郎が逃げ出した。



「ちょっと!化け物って酷くない?」

逃げる琥太郎を追いかける。

「だって!何その顔?
真っ白だし!」


……散々泣いて、しかも一睡もしなかったから。。。

びっくりするぐらい酷い顔になっていたのだ。

それを隠すために…パックを塗りたくったのです。。

琥太郎は知る由もないけど…パックをしてないほうが、化け物だったからね(苦笑)?