「…何を買ったの?」

琥太郎はいつまでも元気の出ないまま…。

しょうがないよね?

これだけ毎日一緒にいて、もう離れることはないって信じきってたんだから。。。


「ふふ…。カメラ!」


買ってきた使い捨てカメラを手に取り、早速開封する。

パシャっ!

くらーい姿の琥太郎を一枚。唐突に撮ってみる。

「わぁ!急すぎるし!」

フラッシュに慌てて手のひらを顔の前にして、顔を隠すが…遅いよね?

「隠すほどの顔じゃないでしょ(笑)?」

茶化しながら、顔の前にある手を取る。