「…どれくらいで、元気になるの?」 琥太郎が私と繋ぐ手に力を入れてくる。 「一ヶ月…くらいかな? 一ヶ月後にさ…初めて待ち合わせした場所で待ち合わせしようよ! 元気に参上するし!」 繋ぐ手を無理に大きく振って、元気に見せる。 琥太郎は何を言っても納得行かない様子だった。 お見舞いぐらい…行ってもいいんじゃない? って何度も何度も繰り返してた。