最後まで笑っていたい。

だから、他愛もない話をして、ふざけあって過ごす。

もう泣きたくないから。

泣き顔よりも…笑顔を覚えていて欲しいから。

「紘は、明日から仕事だよね?」


本来なら、その予定だった。。。

何て答えたら…?
一瞬戸惑ってしまった。



「そうだった…。
休みすぎで忘れてたよ。。。」

何となく誤魔化す。誤魔化せているかは、微妙だけど…。

「楽しい休みだったね?
紘が休みだと、一緒にいる時間が沢山できるからいいんだよなぁ…」


休みの間、一緒に過ごした時間を一つ一つ思い出すように話してくる。




…本当に、楽しい毎日だった。

この連休だけじゃなくて、琥太郎と過ごすようになった…この二ヶ月。

あっと言う間だったけど、幸せが沢山だった。


ふつう、70、80まで生きるのかな?でも…その何十年か分もの幸せが感じられた。