…………。
……………。
ゆっくりと目を開けた。

「……ここは?」


辺りを見渡す。
私の手を握り、ベッドにもたれて眠る琥太郎の姿。

「…琥太郎?」

琥太郎に手を伸ばそうとして、自分の腕に管が繋がれていることに気が付く。


…点滴?
……病院?

「紘!良かった…。
目覚ましたんだね!」

涙目で琥太郎が抱きついてくる。

……私。。