「すごい作りになってるんですね?」
着せて貰いながら、衣装がただの長い布から出来ていたことに驚いた。
何枚かの布を重ねて、ピン、しかも安全ピンで止めて出来上がっていく。
『はい!できたよ。
あと髪型とお化粧ね?』
化粧台の方に移動して、メイク担当の人とヘア担当の人と入れ替わる。
「お化粧もしてくれるんだ?」
段々にそれらしく出来上がっていく自分の姿を見て…吹き出しそうになった。
「これは…面白いね?
琥太郎、どうなってるかな?」
楽しみに、仕上がりを待った。
『はい!完成よ!』
バンっ
背中をなぜか思いっきり叩かれて(?)完成した。
鏡に映る、その姿は…(笑)