このまま…時が止まって欲しい。 今この瞬間が永遠に続いて欲しい…。 無理な願い。 「琥太郎?本当にありがとね。 私を好きになってくれて…。 私と一緒にいてくれて…。 私、それだけで幸せだよ。」 本当にありがとう。 心の底から伝えたい思い。 「どしたの?急に改まって。」 まるで…人生の終わりに伝えるような台詞に、 琥太郎は豆鉄砲を喰らったような顔をしている。