明日は午前中に海に行って、午後からは街を回ることにした。 「紘?来て良かったね? 5ヶ月後じゃ、俺、まだ新人だし、休みだって取れないだろうからさ。」 アイスティーをズズっと啜りながら琥太郎が話し出す。 「うん。そうだね?」 本当に良かったと思う。 今じゃなきゃ一生来れないから…。 こっちに来てから、また自分の状況を忘れてしまっていた。 楽しすぎて…。 幸せすぎて…。