「…紘さん。

ガチで、俺とどっかに遊びに行かない?」

慌ててる私をよそに、琥太郎がポツリと言った。

「えっ?」

聞き間違えなんじゃないかと思えた。

誘われてる?


「本気だよ。あとで携帯教えるから…。

まずは…飲みにでも行こうよ?」


そう言われても信じられないでいた。

こんな年の離れた、楽しみもないオバサンを誘うなんて…あり得ない。