「紘!目、閉じてて!」 寝室から大きな声が響く。 「はーい。」 取り敢えず素直に目を閉じた。 琥太郎は私の前までやってきて、私の左手を取った。 ……………。 目を開かなくてもわかる。 私の左手の薬指に…指輪がはめられた。