バンっ!

私の頭を挟んで、両側に手をついた。

「きゃっ!なにすんの?」

びっくりして目の前の先生を、ただただ見つめる。

「襲うよ?…俺も男だからね?」


ニヤリと怪しげな笑みを浮かべ、次第に顔を近づけてくる。

「ちょっ!先生?」

慌てるが、先生を直視したまま動けない。。。



『先生、甲本さんの結果が…。
………あっ。
ごめんなさい。失礼しました。』

重なりあう二人の姿を見て、慌ててナースが走り去っていく。


「結果!」

思い切り起き上がって、先生にも思い切りぶつかった。。。

「いってぇ~。。。」

頭を押さえながら、先生も結果に手を伸ばした。