「どの部屋にする?」

パネルを見て、悩み出す。

あの時と一緒だね?

「あっ!空いてた!
207号室!」

琥太郎が目を輝かせ、ボタンを押した。

「ふぇ?覚えてたんだ??」

あの時の部屋…。。。懐かしい…部屋。。。。そんなに昔じゃないけど…すごく懐かしく思う。

少し胸が苦しくなる気持ち…。


「座ろ?」

琥太郎はソファーに座って、隣をバンバンと叩いて見せる。

何故か…緊張するね?

初めてのときは。。。

…あの時も、琥太郎が私の不安をかき消そうと頑張っていてくれたんだった。

私は…いつも琥太郎に守られてたんだね