真っ昼間から、腕を組んで…町中を歩けるなんて。。。

それだけで夢のよう。

気になるお店に入って、二人してあれじゃない、これじゃないって…。

普通の恋人同士。

普通のことなのに、どれも新鮮で…幸せに感じられる。


「…ね、紘さん?」

琥太郎が急に深刻そうな声を出す。

クレープ片手に、振り向いて琥太郎を見つめる。

「今日さ…。。。
ホテル行かない?」

思わずクレープを落としそうになる。