「うん。行くよ。

俺にできることなら、何でもするからね。」

繋いだ手に力を入れてくる。

琥太郎の優しさが伝わってくる…。

「ありがとう…。」

それと…ごめんね。。



「…明日も琥太郎はバイト?」

話題を変えようと、明るく問いかける。

「うん。明日は遅番だから、夕方に出るよ。

紘さんは?」

私の気持ちを察してか…
病気のことについては、何も突っ込んでこなかった。

「私はお休み!」

「んじゃ、夕方までベッタリできるね?!」

子犬のように大はしゃぎしてくる。