「発作って、昨日みたいなの?」

琥太郎は喘息自体にも、あまり知識がない様子だった。


「そう…。あんな感じ。。。
酷いと、血まで吐いちゃったりするんだ…。」

あまり知らないことをいいことに…喀血も喘息のせいにする。

「血まで?!
大丈夫なの?」

驚いた様子で私を見る。

………ごめんね。嘘ついて。。。

「うん。大丈夫は大丈夫なんだけど…知っとかないとびっくりさせちゃうと思って。。。」

琥太郎の顔が見れないまま話を続ける。