トントントントン…

ジュウー…


キッチンで慌ただしく朝食の準備をする。


「…ふぁ~。。。おはよ。
紘さん、早いね?」

寝ぼけ眼で琥太郎がキッチンにやってきた。

「おはよ。琥太郎は何時に家を出るの?」

「んっと…。8時位…。

って、紘さん、何してるの?」

ようやく私が何かしていることを認識したらしく、覗き込んできた。

「何って…朝御飯だよ?
でも、なんにもなかったから。。。質素だけどね。。。」

琥太郎のとこの冷蔵庫には本当に何も入っておらず…
味噌汁とご飯と卵焼き位しか作れなかった。。。